
秩父錦で有名な矢尾本店さんの新ブランド「矢尾 純米大吟醸 赤磐雄町 無濾過生原酒」。岡山県赤磐産の希少な雄町米を使用したこのお酒の魅力を徹底解説!
無濾過生原酒ならではのフレッシュな味わいと深い余韻が楽しめるお酒です。
本記事では、40代50代の日本酒ファンに向けて、実飲レビューを交えながら、特徴、味、食事との相性、楽しみ方まで詳しくご紹介していきます。
当サイト独自レビュー!|米だけでなんでこんな味に!?

総合オススメ度:10点!
総評:希少な赤磐雄町を使ったお酒。実際飲んでみると、まるでイチゴの風味!
甘さと酸味の心地よさが半端ない美味しいお酒! 無濾過生原酒ならではの香り高さ、そしてとれたて新鮮なイチゴのようなフレッシュさと心地よく品のいい酸味と甘さのハーモニー・・・。
しかも度数も高いので、キレもある。とても飲みやすいお酒です。
お米だけでなんでこんな味が出せるのか、謎すぎ・・・。
日本酒のイメージをいい意味で変えてくれる。そんなお酒です。ぜひ一度飲んでみてほしい1本です!



米だけでなんでこんな味になるの!?
不思議だけど美味しい!

美味しい・・・。アルコールの強さも感じない、とてもいいお酒!
でも・・・生原酒だから度数には気をつけよう!

まるで苺! フルーツの美味しい甘酸っぱさ満載!
米だけでなんでこんな味になるの!?
不思議だけど美味しい!

うーん、イチゴ。
美味しい・・・。アルコールの強さも感じない、とてもいいお酒!
でも・・・生原酒だから度数には気をつけよう!
味にこだわる40・50代を満足させる「矢尾 純米大吟醸 赤磐雄町 無濾過生原酒」
人生経験を重ね、様々な美酒を知る40代・50代。
そんな円熟した大人世代が「これは旨い」と心から感じられる日本酒は貴重です。今回ご紹介する「矢尾 純米大吟醸 赤磐雄町 無濾過生原酒」は、まさにそんな“本物”を知る大人たちのための一本です。
希少な酒米「赤磐雄町」を贅沢に使用し、そのポテンシャルを最大限に引き出す「無濾過生原酒」という製法で仕上げられたこのお酒は、複雑でありながらピュア、力強いのに繊細という、相反する要素が見事に調和しています。
なぜこの日本酒が、経験豊富な40代・50代の心を掴むのか。その秘密を紐解いていきましょう。
幻の酒米「赤磐雄町」―その歴史と唯一無二の個性
日本酒の味わいを決定づける最も重要な要素の一つが「米」です。
「矢尾 純米大吟醸 赤磐雄町 無濾過生原酒」に使われているのは、酒米のルーツとも言われ、多くのファンを持つ「雄町(おまち)」、その中でも特に高品質とされる「赤磐雄町(あかいわおまち)」です。
雄町米の系譜と特徴
雄町は、江戸時代末期に岡山県で発見された、現存する最古の酒造好適米品種の一つです。
山田錦や五百万石といった現代の主要な酒米の多くが、雄町の血を引いていると言われています。栽培が難しく、収穫量も限られるため、一時は「幻の米」とまで呼ばれました。
その特徴は、米粒が大きく、中心部にある「心白(しんぱく)」が球状で大きいこと。これにより、日本酒に以下のような複雑で豊かな風味をもたらします。
- ふくよかな旨みとコク:米本来の持つ豊かな味わいがしっかりと表現されます。
- 芳醇な香り:マスカットや白桃を思わせる華やかでありながら、落ち着きのある香りを醸し出します。
- キレの良さ:深い味わいの中にも、後味の良さがあります。
- 熟成ポテンシャル:時間の経過とともに味わいが円熟し、深みを増していく特性も持っています。
なぜ「赤磐」なのか?
岡山県の中でも、特に赤磐地区で栽培される雄町は「赤磐雄町」と呼ばれ、最高品質として珍重されています。
この土地の水質、土壌、気候が雄町米の栽培に最適であり、そのポテンシャルを最大限に引き出すことができるのです。多くの蔵元がこの赤磐雄町を求め、特別な限定酒などに使用しています。
矢尾本店がこの赤磐雄町を選んだのは、その唯一無二の個性に惚れ込み、最高の純米大吟醸を造り上げたいという情熱の表れと言えるのではないでしょうか。

「無濾過生原酒」―ありのままを味わう、究極の贅沢
「矢尾 純米大吟醸 赤磐雄町 無濾過生原酒」のもう一つの大きな特徴は、「無濾過」「生」「原酒」であることです。これは、日本酒が本来持つ味わいを、できる限りそのままの形で瓶詰めした、非常に贅沢な製法です。
- 無濾過(むろか): 通常、日本酒は搾った後に活性炭などを使って濾過し、色や雑味を取り除き、香味を調整します。しかし「無濾過」ではこの工程を行いません。これにより、お米由来の旨み成分や、酵母が生み出した微細な香味成分(オリなど)がそのまま残り、より複雑で厚みのある味わいになります。お酒本来の色合い(やや黄金色を帯びることも)も楽しめます。
- 生(なま): 日本酒は通常、貯蔵前と瓶詰め前に「火入れ」と呼ばれる加熱殺菌処理を行います。これにより品質を安定させますが、「生」はこの火入れを一切行いません。そのため、酵素が生きた状態であり、フレッシュで若々しい香り、弾けるような瑞々しい口当たりが特徴です。ただし、品質が変化しやすいため、冷蔵管理が必須となります。
- 原酒(げんしゅ): 搾った後の日本酒は、通常アルコール度数が17〜20度程度あります。多くの日本酒は、飲みやすくするために加水してアルコール度数を15度前後に調整しますが、「原酒」は加水を行いません。そのため、アルコール度数が高く、濃厚で力強い味わい、しっかりとした飲みごたえが楽しめます。
この「無濾過生原酒」というスタイルは、酒蔵で搾りたてを利くような、最もピュアでダイナミックな日本酒の姿と言えます。無濾過生原酒であることで、赤磐雄町の持つ豊かな個性をじっくりと堪能することが出来るのです。
「矢尾 純米大吟醸 赤磐雄町 無濾過生原酒」実飲レビュー
では、具体的にどのような味わいなのでしょうか。実際に飲んでみた感想をご紹介していきます!
外観
グラスに注ぐと、無濾過ならではの微かなオリが見られ、透明感の中にもエキス分の豊かさを感じさせます。
香り
グラスを近づけると、まず感じるのはフルーツのような瑞々しい果実香。これは純米大吟醸ならではの上品な吟醸香です。
無濾過生原酒らしい、若々しくフレッシュな酵母の香りも感じられ、複雑で奥行きのあるアロマを形成しています。
味わい
口に含むと、新鮮な苺のような香りと甘味、そしてフレッシュで生き生きとした酸味が感じられ、その直後に赤磐雄町の持つリッチでジューシーな旨みが豊かに広がります。
純米大吟醸らしい雑味のないクリアな酒質でありながら、無濾過生原酒ならではの密度とボリューム感があります。甘みは上品で、べたつかず、酸とのバランスが絶妙です。
中盤からは、米の持つ複雑な旨みが広がり、飲みごたえを感じさせます。
余韻
飲み込んだ後も、旨みと香りの余韻が長く続きます。
原酒ならではのしっかりとしたアルコール感が全体を引き締め、甘酸っぱさがある味わいなのに、キレの良さを感じさせます。
鼻に抜ける吟醸香と米の旨みが心地よく、次の一杯を誘います。
楽しみ方
飲む際の温度は、10℃〜15℃程度の「涼冷え」がおすすめです。
冷やしすぎると香りが閉じこもりがちですが、少し温度が上がるにつれて、雄町米の持つふくよかさや香りが開いてきます。
ワイングラスのような、香りをため込む形状のグラスでゆっくりと楽しむと、その魅力を最大限に引き出せるでしょう。
40代・50代にこそオススメしたい理由
なぜ「矢尾 純米大吟醸 赤磐雄町 無濾過生原酒」は、味にこだわる40代・50代に支持されやすいのでしょうか。
- 本物志向に応える品質:希少な「赤磐雄町」を、「無濾過生原酒」という手間暇かけた製法で醸す。そのこだわりは、質の高いものを求める大人の知的好奇心と価値観を満たすことでしょう。
- 複雑さを楽しめる味覚へ:若い頃には感じ取れなかったかもしれない、味わいの奥深さや複雑な香味のレイヤー。人生経験と共に成熟した味覚だからこそ、このお酒の持つ多層的な魅力を存分に楽しむことができます。
- 特別な時間を彩る存在感:日常の喧騒を忘れ、自分自身と向き合う時間。あるいは大切な人と語らう、豊かな食卓。そんな特別なシーンにふさわしい、確かな存在感と満足感を与えてくれるお酒です。
- 健康への配慮とナチュラル志向:添加物を極力排した(純米酒は米・米麹・水のみ)ナチュラルな製法は、健康を意識する世代にとっても魅力的です。素材本来の力を最大限に引き出した味わいは、心と体に優しく沁みわたります。
- ギフトとしての価値:その希少性、品質の高さ、そして洗練された佇まいは、お世話になった方や、日本酒好きな友人への贈り物としても最適です。贈る側のセンスと心遣いが伝わる逸品となるでしょう。

2025年4月18日現在、ネットではほとんど買うことのできない(当サイト調べ)希少なお酒だよ!
食とのペアリング ― 広がるマリアージュの世界
このお酒は、単体でじっくり味わうのはもちろん、食事と共に楽しむことでさらに魅力が花開きます。
和食との王道ペアリング
- 刺身・寿司:白身魚の上品な旨みや、赤身の鉄分、光り物の風味を、お酒の持つ酸味と旨みが引き立てます。
- 焼き魚(塩・西京焼きなど):魚の香ばしさと、お酒の持つ米の旨みが同調します。
- 天ぷら:素材の風味を邪魔せず、衣の油分をフレッシュな酸が洗い流してくれます。
- 煮物・出汁料理:繊細な出汁の味わいと、お酒の持つ上品な旨みが寄り添います。
洋食・中華との意外な好相性
- チーズ: クリームチーズや白カビタイプ、ハードタイプの旨みとも良く合います。お酒の酸味がチーズのコクを引き立てます。
- 生ハム・サラミ: 塩味と旨みがお酒の甘みとバランスします。
- 白身魚のポワレ、アクアパッツァ: 魚介の旨みとハーブの香りが、お酒のフルーティさとマッチします。
- 鶏肉料理(ハーブ焼き、クリーム煮など): 鶏肉の淡白な旨みをお酒が引き立てます。
- 点心・あっさりとした中華: 素材の味を活かした中華料理とも相性が良いです。
ポイントは、お酒の持つ「旨み」「酸味」「香り」を意識し、料理の要素と合わせたり、対比させたりすることです。固定観念にとらわれず、様々な組み合わせを試すことで、自分だけの最高のマリアージュを見つける喜びがあります。

苺のように甘味と酸味のあるお酒だけど、全く料理の味を邪魔しないのよね!
蔵元「矢尾本店」― 秩父の風土と伝統・革新
「矢尾 純米大吟醸 赤磐雄町 無濾過生原酒」を醸すのは、「秩父錦」で有名な埼玉県秩父市に蔵を構える「矢尾本店」です。1749年(寛延2年)、江戸時代創業という長い歴史を持つ老舗蔵でありながら、伝統的な製法を守りつつも、常に新しい挑戦を続けている酒造さんです。
秩父の豊かな自然、特に良質な水に恵まれた環境で、丁寧な手造りにこだわり、飲む人の心に響く酒造りを目指しています。
地元産の米だけでなく、今回のような全国の優れた酒米にも積極的に取り組み、そのポテンシャルを最大限に引き出す技術力は高く評価されています。
購入と保管、最高の状態で楽しむために
- 入手方法:「矢尾 純米大吟醸 赤磐雄町 無濾過生原酒」は、限定流通品です。2025年4月18日時点では、ネットでの購入はほとんで出来ません(当サイト調べ)。信頼できる日本酒専門店や、蔵元と直接取引のある酒販店で探してみるのもいいでしょう。
- 保管方法:「生酒」であり「無濾過」であるため、品質管理が非常に重要です。必ず冷蔵庫で保管し、光(特に紫外線)を避けてください。
- 開栓後の注意:開栓後は空気に触れることで酸化が進み、味わいが変化していきます。これも楽しみの一つではありますが、フレッシュな味わいを堪能するためには、開栓後なるべく早く(数日〜1週間程度を目安に)飲み切ることをおすすめします。飲みきれない場合は、ワイン用の真空ポンプなどで空気を抜いて栓をし、冷蔵庫で保管すると、劣化を遅らせることができます。
まとめ ― 人生を豊かにする、一杯との出会い
「矢尾 純米大吟醸 赤磐雄町 無濾過生原酒」は、希少な赤磐雄町の奥深い物語、無濾過生原酒というありのままの製法、そして蔵元の情熱が詰まった一杯は、こだわりの強い40代・50代の大人にも響くものがあるはずです。
ぜひ一度、この苺のような芳醇な香りと複雑な味わいを、ゆっくりと時間をかけて堪能してみてください。
きっと、あなたの日本酒の世界をさらに広げる、忘れられない出会いとなるでしょう!
よくある質問(FAQ)
Q. 無濾過生原酒は初心者でも楽しめますか?
A. はい、楽しめます。ただし、アルコール度数が高く、味わいも濃厚なため、最初は少量からゆっくりと味わうことをおすすめします。フレッシュで苺のような香りがありますので、日本酒のイメージが変わるかもしれません。
Q. 賞味期限はありますか?
A. 日本酒には法律上の賞味期限表示義務はありませんが、無濾過生原酒は品質が変化しやすいため、製造年月から半年~1年以内を目安に、なるべく早く飲むのがおすすめです。保管状態によっても変わります。
Q. 他の雄町米の日本酒との違いは?
A. 同じ雄町米でも、精米歩合、酵母、製法(火入れの有無、濾過の有無、加水の有無など)、そして蔵元の技術によって味わいは大きく異なります。このお酒は「純米大吟醸」「無濾過生原酒」という点が大きな特徴であり、雄町のポテンシャルを非常にピュアかつダイナミックに表現しています。ぜひ一度試してほしいお酒です!
【関連記事】
▶︎ 雄町の最高級ブランド「赤磐雄町」を使ったお酒を探すならこちら >>

【こちらもオススメ】
\Amazon・nanaco・Pontaなら50円から換金可能 /\お得に食品ロス解消に役立てる/

▶︎ ロスオフは、食品ロスの支援をしながら、お得に商品を購入したい人にオススメ!
