レーベンブロイの真実:600年の歴史と韓国生産後の味わい変化を徹底解説-3
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600年以上の歴史を持つドイツビール「Löwenbräu(レーベンブロイ)」。

ドイツの伝統的なビールブランドとして世界中で愛されてきました。しかし、近年は韓国でのライセンス生産に移行し、その味わいに変化が見られるようになっています。

この記事では、レーベンブロイの歴史から特徴、現在の評価まで、お酒好きの40代・50代の方々に向けて実飲レビューも含めながら、詳しく解説していきます。

当サイト独自レビュー!|ドイツ産のものと比べたい・・・

総合オススメ度2点!

総合オススメ度:2点!

総評:ドイツで生まれたレーベンブロイの韓国ライセンス生産版。

発泡酒や第3のビール程度の値段で、高いコストパフォーマンスが魅力のビールですが、本来のレーベンブロイを知っていると、そのイメージとの乖離にちょっと戸惑いを覚えてしまうかも。

本物よりも薄いし、特徴が薄い印象。それとなんとなく薬っぽい味がする。

やっぱりお酒ってその土地の水や気候などのテロノアールがあると思う。きっとこれだけの味の違いが出るってその環境要因に起因するんだと思います。

アロマの感じもあまり好ましくないし、飲めば飲むほど、本国産と比べたくなる・・・そんなビールです!

レーベンブロイの真実:600年の歴史と韓国生産後の味わい変化を徹底解説
レーベンブロイの真実:600年の歴史と韓国生産後の味わい変化を徹底解説
kimi
kimi
コスパ高いのはGOODね!

でも、アロマの感じが好きじゃないかな・・・。

特徴を失った感じがするのが残念!
Ryo
Ryo
なんとなく薬っぽい味がするのはなぜだろう?

本物より薄いなぁ。

失敗したクラフトビールって感じかも。本国産と比べたい!
kimikimi

コスパ高いのはGOODね!

でも、アロマの感じが好きじゃないかな・・・。

特徴を失った感じがするのが残念!

RyoRyo

なんとなく薬っぽい味がするのはなぜだろう?

本物より薄いなぁ。

失敗したクラフトビールって感じかも。本国産と比べたい!

【レーベンブロイ】高コスパ 600年以上の歴史を持つドイツビール

レーベンブロイとは―600年の歴史を持つドイツビールの名門

レーベンブロイ(Löwenbräu)は、14世紀後半(1383年説あり)にドイツ・ミュンヘンで誕生した、600年以上の歴史を持つ老舗ビールブランドです。その名はドイツ語で「獅子の醸造所」を意味し、ブランドのロゴにも勇ましいライオンが描かれています

レーベンブロイは、ドイツの厳格な「ビール純粋令」に基づき、麦芽、ホップ、水、酵母のみを原料として醸造される、伝統的なミュンヘンスタイルのビールです。副原料を使用しない純粋な味わいは、世界中のビール愛好家から高く評価されています

特に、毎年開催される世界最大のビール祭典「オクトーバーフェスト」では、会場内での提供が許可されている6つの公式ブルワリーのうちの一つとして名を連ねており、その品質と伝統は折り紙付きです

レーベンブロイの歴史と伝統

創業から発展へ

レーベンブロイの起源は古く、1383年にミュンヘンにあったホテル「Zum Löwen(獅子の宿屋)」の主人が造り始めたのが始まりとも言われています。公式な文書記録としては1524年が挙げられ、レーベンブロイという名称は1746年にミュンヘン市のビール醸造所一覧に初めて登場します

19世紀には、ゲオルグ・ブレイ(Georg Brey)という人物が経営を引き継ぎ、品質向上と積極的な経営戦略によってレーベンブロイを大きく成長させました。彼の息子たちの代には新工場の建設や株式会社化が進み、ミュンヘンを代表する醸造所へと発展していきます

20世紀の躍進と試練

20世紀に入ったレーベンブロイはパリ万国博覧会でグランプリを受賞するなど躍進します。その品質の高さと人気からミュンヘンを代表するブランドになりました。

第一次世界大戦時には原材料不足などによって苦しい経営を続け、また、1945年には空爆により醸造所が大破するなどの苦難に襲われます。終戦後、醸造所の再建と共に、新たなビアスタイルのリリース(小麦ビール)や更なる増産でこの試練を乗り切りました

オクトーバーフェストとの関わり

1950年にはオクトーバーフェストに初めて出展し、以後、定番企業となりました。現在でもミュンヘンオクトーバーフェストの公式ビールの一つとして知られています

世界ブランドへの道

グローバル化の流れの中で、レーベンブロイは1974年に初めてアメリカとイギリスのメーカーにライセンス生産を許可しました

その後、他の醸造所との合弁を経て、2004年には世界最大のビールメーカーグループであるアンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABインベブ)の傘下に入りました

これにより、世界的な販売網と安定供給体制を確立し、日本を含む世界中でレーベンブロイが楽しめるようになりました

レーベンブロイの特徴と本場の味わい

ドイツで作られているレーベンブロイの特徴についてご案内していきます。(韓国生産のレーベンブロイでもな製造方法は同じと思われます)

伝統的な製法と原材料

レーベンブロイは、バイエルン州の伝統的な醸造技術に基づき、麦芽・ホップ・水のみを原料とした「ビール純粋令」に則った製法で作られています

副原料を使わないため、麦芽とホップの旨味がしっかり感じられるのが特徴です

▶︎ ビール純粋令について:詳しくはこちら >>

ビールスタイルと外観

レーベンブロイ

レーベンブロイの代表的なスタイルは「ヘレス」または「メルツェン」と呼ばれるラガービールです。

「ヘレス」はミュンヘン発祥の淡色ラガーで、飲みやすさが特徴です。「メルツェン」はドイツ語で「3月」を意味し、伝統的に3月に仕込まれ、夏の間熟成させることから、より濃厚でコクのある味わいとなります

グラスに注ぐと、美しい黄金色の液体と、きめ細かくクリーミーな泡が楽しめます

香りと味わい

本場ドイツのレーベンブロイは、芳醇な麦芽の香りが特徴です

口に含むと、まず麦芽由来の豊かなコクと甘み、香ばしさが広がります。その後、ホップによる爽やかでキレのある苦味が追いかけ、絶妙なバランスを生み出します

なめらかな口当たりと爽快な飲み口を持ちながら、後味は非常にすっきりしており、苦味が口に残りにくいのも特徴です

まさに「ビールらしい」と評される、しっかりとした本格的な味わいです

まとめ|本場ドイツ産の味わい

今まで挙げてきたことをまとめていきます。

本場ドイツで造られるレーベンブロイには、次のような特徴があります。

  • 麦芽の濃厚な甘みと香ばしさ
  • ホップの爽やかで程よい苦味
  • クリーミーで細やかな泡立ち
  • すっきりとした後味で飲み飽きない
  • 黄金色の美しい液体

レーベンブロイは「ヘレス」や「メルツェン」と呼ばれるラガースタイルのビールで、麦芽の甘みとホップの苦味のバランスが良く、まろやかでありながらキレのある後味が楽しめます

「メルツェン」とは、ドイツ語で「3月」を意味し、3月に仕込まれ、夏の暑い時期に熟成される、濃厚な味わいが特徴のビールです。レーベンブロイは、この「メルツェン」の特徴である深いコクとまろやかさを存分に楽しむことができます

日本市場におけるレーベンブロイ:韓国生産への移行

アサヒビールによる国内生産時代

日本では、1982年からアサヒビールがレーベンブロイ社とライセンス契約を結び、国内での生産・販売を行っていました

居酒屋などで「樽生レーベンブロイ」として提供され、当時の味を記憶している40代・50代の方もいるかもしれません

当時の印象として「スーパードライに旨味とまろやかな苦みを加えたようなリッチ感があった」という声もあります

韓国生産への移行

アサヒビールによる国内生産は、2018年をもって終了しました

なぜ国内生産・販売が終了したのかについてですが、この当時のレーベンブロイの販売は業務用が中心で、アサヒの2017年度のビール系飲料の販売に占める3ブランドのシェアは0.3%程度にとどまっていました。国内シェアが思ったより取れなかったことが撤退につながったのだと思われます。

その後、2019年からは韓国の大手ビールメーカーであるOBビール(OB=Oriental Brewery)がライセンス生産を行い、ABインベブジャパンが輸入・販売する体制に変わりました

この変更の背景には、ABインベブ社のグローバルな販売戦略があります。世界中で安定的に製品を供給し、価格競争力を保つため、各地の拠点でライセンス生産を行う方針をとっており、日本市場向けには地理的に近く、生産能力の高い韓国のOBビール(同じくABインベブ傘下)が選ばれたと考えられます

現行(韓国産)レーベンブロイの特徴と評価

基本情報と価格

現在日本で流通している韓国産レーベンブロイは、アルコール度数は5%で、麦芽とホップのみを使用した本格的なラガービールですが、味わいには変化が見られます

最大の特徴はその価格で、スーパーマーケットなどで140円台という、日本の発泡酒や第三のビールと同等の非常にリーズナブルな価格で販売されています。

入手もしやすく、一部コンビニエンスストアでも見かけることができます

【レーベンブロイ】高コスパ 600年以上の歴史を持つドイツビール

香り・味の特徴

韓国産レーベンブロイの香りについては、「薄い」「どことなく薬っぽい」「ジンのようなウッディさと、ライムやミントのような爽やかさを混ぜて薄めた感じ」といった評価が見られます

味わいについては、「苦みが強い」という意見が多く聞かれます。ラガービールらしいストレートで淡白な苦みが特徴で、エールビールのような複雑さはないものの、飲みごたえは感じられます

飲み込んだ後は苦味がすっと消え、後味はあっさりしているとされます。一方で、「味が単調」「濃厚さや複雑さに欠ける」といった指摘もあります

同じく韓国OBビールがライセンス生産するバドワイザーと比較すると、バドワイザーの方が甘みが強く苦味は穏やかであるのに対し、レーベンブロイは甘みが少なく苦みが際立っているという違いがあります

韓国産レーベンブロイ味わいの特徴をまとめると・・・

韓国産レーベンブロイの味の変化について、次のような指摘がされています。

  • 苦味が強めで、飲み始めは淡白な苦みがストレートに感じられる
  • 香りは薄く、薬っぽさやウッディな印象があるとの評価も
  • 味わいは単調で複雑さに欠けるが、麦芽とホップの旨味は感じられる
  • 飲み込むと苦味はすっと消え、後味はあっさりしている
  • 低価格ながらビールとしての飲み応えはある

缶を開けたときの香りは薄いですが、どことなく薬っぽい印象があります。

ジンのようなちょっとウッディな香りと、ライムやミントを思わせる爽やかな香りを混ぜ合わせて、うんと薄めた感じです

味は苦みが強めで、ラガービールの製法で作られているため、エールビールのような濃厚かつ複雑な苦みではなく、ストレートに苦いのが特徴です

全体的な評価

低価格でありながら、麦芽とホップのみを使用した「ビール」としてのしっかりとした味わいは保たれており、発泡酒や第三のビールでは物足りない層には魅力的な選択肢となり得ます

ただし、苦味が前面に出ているため、好みが分かれる可能性があります

また、本場ドイツ産やかつてのアサヒ生産品と比較すると、味の深みや感動は薄いと感じる人もいるようです

レーベンブロイのポジティブな側面

揺るぎない伝統力とブランド力

600年以上の歴史と、オクトーバーフェスト公式ビールという圧倒的なブランドバリューを持っています。世界中のビール愛好家から支持される伝統的なブランドであり、その名前だけでも安心感があります。

本格的なビール感

副原料を使わない「ビール純粋令」に則った製法で、麦芽とホップのみを使用した本格的なビールです。発泡酒や第三のビールとは一線を画す、しっかりとしたビールの味わいが楽しめます。

飲みやすさと食事との相性

ラガータイプでクセが少なく、和洋中問わず様々な料理に合わせやすいのが特徴です。特に脂っこい料理やソーセージ、フィッシュアンドチップスなどと合わせるのがおすすめです

コストパフォーマンスの良さ

韓国産レーベンブロイは特に価格が安く、140円台という発泡酒や第三のビールと同等の価格帯で購入可能です。それらとは一線を画す、本格的なビールをこの価格で楽しめるのは大きな魅力と言えるでしょう。

爽快な後味

苦味はあるものの、飲み終わりはすっきりとしていて飲みやすいのが特徴です。このため、食事と一緒に飲んでも邪魔にならず、次の一口を誘います。

手軽な入手性

スーパーやコンビニなどで容易に購入できるため、日常的に楽しみやすいビールと言えるでしょう。

レーベンブロイのネガティブな側面

本場ドイツ産との味のギャップ

伝統的なドイツビールに期待される豊かなコクや芳醇な香り、味わいの複雑さが、韓国生産品では薄れていると感じる声が多いです

ドイツ本場の味を知る人からは、現行品に物足りなさを感じる声が聞かれます。

味の単調さと薬っぽさ

韓国生産品は香りに薬っぽさがあり、味わいも単調で複雑さが不足していると感じる人が多いようです。本場ドイツ産のレーベンブロイと比べると、特徴が希薄になっているとの声もあります。

個性の希薄化

低価格化に伴い、「ビールらしい」味わいではあるものの、味の特徴や独自性が失われている印象があります。プレミアムビールや本家ドイツ産と比べると、印象や味わいが薄いという意見もあります。

昔の製品へのノスタルジー

アサヒビールが生産していた時代の味や、本場ドイツで飲んだ味と比較して、現行品に物足りなさを感じるという意見も少なくありません

苦味の強さ

苦味がはっきりしているため、苦いビールが苦手な方には向かない可能性があります。

40代・50代のお酒好きへ:レーベンブロイの楽しみ方

こんな方におすすめ

  • 日常の晩酌で、コストを抑えつつもしっかりとした「ビール」を飲みたい方
  • エビスビールよりももう少しあっさりとして飲みやすいビールが好きな方
  • ドイツビールの伝統やブランドに興味がある方。
  • 普段、日本のビールに慣れ親しんでいる方
  • 副原料(コーンスターチ・コメ)が入っているビールが好きじゃない方
  • コスパ重視でしっかりビールを味わいたい方
  • 苦味をしっかり感じたい方
  • 食事と一緒に気軽に楽しみたい方

こんなシチュエーションで

  • 晩酌のおともに
  • いつもは発泡酒や第三のビールだけど、少しだけ贅沢したい気分の時
  • 日常の食事と合わせて
  • 脂っこい料理と一緒に

選ぶ際の注意点

  • 本場ドイツのビールに期待するような、深いコクや複雑な香り、繊細な味わいを求める場合は、物足りなさを感じる可能性があります
  • 「感動するような特別なビール」というよりは、日常的に気軽に楽しむビールとして捉えるのが良いかもしれません

まとめ:レーベンブロイの現在地と選び方

レーベンブロイは、600年以上の輝かしい歴史と伝統を持つ、ドイツ・ミュンヘンを代表するビールブランドです。オクトーバーフェストの公式ビールとしても知られ、麦芽とホップのみで造られる本格的な味わいは、世界中で高く評価されてきました。

しかし、現在日本で流通している韓国産レーベンブロイは、本場ドイツ産や過去の日本国内生産品と比べると、味わいに変化が見られます。苦味が強調される一方で、香りやコクの面で物足りなさを感じる人も少なくありません。

それでも、140円台という非常にリーズナブルな価格で本格的なビールを楽しめるというコストパフォーマンスの高さは魅力的です。日常の晩酌や食事のお供として、気軽に楽しむことができるでしょう。

40代・50代のお酒好きの方々にとって、レーベンブロイは「伝統」と「コスパ」を両立したビールとして、選択肢の一つに加えてみる価値はあるでしょう。

もちろん、本場の味を知る私たちには物足りなさを感じてしまうのも正直なところですが、その飲みやすさと高いコストパフォーマンスは、日々の食卓に取り入れやすい大きな魅力です。

結論として、実飲レビューにおいて、美味しさやオススメ度としては低評価をつけましたが、その高いコストパフォーマンスと飲みやすさは、コスパを重視する40代・50代のお酒好きの方々にとって、レーベンブロイは日常の食卓や晩酌の際の普段飲みの選択肢としては十分に魅力的な存在です。

ただし、ドイツビールの奥深い世界や、特別な一杯を求める際には、他の選択肢と比較検討してみることをお勧めします。

自身の好みや飲むシチュエーションに合わせて、この歴史あるドイツビールの「現在」を試してみてはいかがでしょうか。

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