
ファミリーマート限定の発泡酒「グランドタイム生」を徹底分析!
2024年リニューアル後の特徴、味わい、コスパ、SNSでの評判や口コミ、ポジティブ・ネガティブ両面からの評価をお酒好きな大人向けに詳しく解説します。
今日の晩酌選びの参考に。
当サイト独自レビュー!|The 発泡酒

総合オススメ度:2点!
総評:発泡酒だから仕方ないよね・・・。飲みながらそう思ってしまうお酒。「The 発泡酒」という言葉がよく似合います。
発泡酒としては決して不味くないし、むしろ発泡酒としては美味しいのですが、ビール含めてレビューしている身としてはオススメするには厳しいかな・・・。
良い点を挙げるとすると、しっかりとした苦味とほのかなアロマが感じられますし、割とスッキリ飲めるビールです。
悪い点は、やっぱり発泡酒だなぁという味わい。何か物足りない。そう思ってしまいます。
とはいえ、実売価格が150円に満たない、このコスパはすごいです!



発泡酒としては美味しいかな!

The 発泡酒って感じ。
オススメするには厳しいかなー
でもコスパは素晴らしい!

苦味しっかり! そこそこホップ由来のアロマも感じられる!
発泡酒としては美味しいかな!

うーん・・・
The 発泡酒って感じ。
オススメするには厳しいかなー
でもコスパは素晴らしい!
ファミリーマート限定「グランドタイム生」とは? 進化を続けるプライベートブランド発泡酒
「グランドタイム生」は、大手コンビニエンスストア「ファミリーマート」が展開するプライベートブランド「ファミマル」シリーズの一つとして販売されている発泡酒です。
製造は、品質に定評のある大手ビールメーカー、キリンビールが担当しており、ファミリーマートでしか手に入らない限定商品という点も特徴です。
2022年6月に「グランドタイム」として新ジャンル(第3のビール)のカテゴリーで発売され、当初からそのコストパフォーマンスの高さで注目を集めていました。
物価高騰による節約志向の高まりも背景に、累計販売本数は約3,400万本を突破(2024年8月時点)し、他の同ジャンル商品と比較しても高いリピート率を誇る人気商品へと成長しました。
そして2024年9月3日、より消費者のニーズに応える形で大幅なリニューアルを実施。「グランドタイム生」として生まれ変わりました。
このリニューアルの最大のポイントは、従来の「新ジャンル」から「発泡酒」へとカテゴリーを変更した点です。
これにより、麦やホップといった原材料の持ち味をよりダイレクトに感じられるようになり、雑味が軽減され、すっきりとした爽快な味わいへと進化を遂げたとされています。
基本情報まとめ

商品名 | ファミマル グランドタイム生 |
種類 | 発泡酒 |
製造元 | 麒麟麦酒株式会社 |
販売元 | 株式会社ファミリーマート |
アルコール度数 | 5% |
容量 | 350ml/500ml |
価格 | 350ml: 146円(税込160円) 500ml: 200円(税込220円) |
原材料 | 麦芽、ホップ、大麦、コーン、糖類(国内製造) |
発売日(リニューアル後) | 2024年9月3日 |
販売地域 | 全国のファミリーマート酒類取扱店 |
その他 | 糖質50%オフバージョン(アルコール度数4%)も同時発売 |
パッケージデザイン:品質感と親しみやすさの両立
リニューアルに伴い、パッケージデザインも一新されました。金色を基調としたデザインは引き継ぎつつ、麦のおいしさや品質感がより直感的に伝わるような色合いへと変更されています。缶の中央には商品名「グランドタイム生」が大きく記され、その下にはシズル感あふれるビールグラスのイラストが描かれています。
上部にはファミリーマートのプライベートブランドであることを示す「ファミマル」のロゴマークが配置されています。「ファミマル」は、“大切な家族に安心してお薦めできる品質と安全性”をのある「ファミリークオリティ」をコンセプトとしています(出典:PR TIMES)。このロゴがあることで、ファミリーマートが自信を持って提供する商品であることが伝わってきます。
全体として、プライベートブランドながらも安っぽさを感じさせず、手に取りやすい親しみやすさと品質感を両立させたデザインと言えるでしょう。
味わいと特徴:リニューアルでどう変わった?
「グランドタイム生」の味わいを理解する上で、リニューアル前後の違いは重要なポイントです。
リニューアル前の「グランドタイム」(新ジャンル)
リニューアル前の「グランドタイム」には次のような特徴がありました。
- アルコール度数6%とやや高めで、しっかりとした飲みごたえがあった。
- 原材料に大麦とアロマホップを一部使用し、ビールに近い味わいと後味の良さを目指していた。
- 麦の風味がしっかりと感じられ、コンセプトがはっきりしていたという評価がある一方、新ジャンル特有のスピリッツ感やアルコール感を指摘する声もあった。
- 甘さについては、麦芽由来というよりは添加された糖類によるものという印象を持つ人もいた。
リニューアル後の「グランドタイム生」(発泡酒)
製法の変更
新ジャンルから発泡酒へ変更しました。
アルコール度数
味わいの変化
① すっきり感・爽快感の向上
雑味が軽減され、麦やホップの素材感がより感じやすくなりました。すっきり爽快な味わいが特徴です。
② 飲みやすさ
アルコール度数が下がったことと雑味の軽減により、以前よりもアルコール感が抑えられ、飲みやすくなりました。グイグイと飲めるタイプになったとも言えるでしょう。
③ 苦味
しっかりとした苦味は健在です。
④ 甘さ
控え目ながら麦のほのかな甘さが後味に残ります。
⑤ コク
コクについてはライトです。スッキリしたビールを目指していると思われます。
総じて、リニューアルによってアルコール度数を下げ、製法を発泡酒に変えることで、より多くの人が飲みやすい、すっきりとした味わいへとシフトしたと言えます。
ただし、その一方で、「この商品だけの良さみたいなものも無くて、あくまでジェネリックな印象を受ける」という意見もあり、強い個性や深いコクを求める層には物足りなく感じる傾向もあります。
ポジティブな側面:グランドタイム生の魅力とは?
「グランドタイム生」が多くのお酒好きに選ばれるのには、確かな理由があります。主な魅力をまとめました。
1. 高いコストパフォーマンス
最大の魅力は、やはりその価格設定でしょう。
350ml缶が税込160円、500ml缶でも税込220円という手頃な価格は、物価高騰が続く現代において非常に大きなアドバンテージです。
毎日の晩酌を楽しみたいけれど、出費は抑えたいと考える大人世代にとって、この価格は非常に魅力的です。高いリピート率がその証拠と言えるでしょう。
2. すっきり爽快な飲み口と食事との相性
リニューアルによって強調された「すっきり爽快な味わい」は、多くのシーンで活躍します。
雑味が少なく、麦やホップの素材感をほどよく楽しめるため、食事の味を邪魔しません。和食、洋食、中華、どんな料理とも合わせやすく、特に揚げ物など油分の多い料理とは、口の中をリフレッシュしてくれる効果も期待できます。
日常の食中酒として非常に使いやすいビールです。
3. キリンビール製造という安心感
プライベートブランド商品でありながら、製造を大手メーカーのキリンビールが担当している点は、品質に対する信頼性を高める大きな要因です。
長年培われてきた醸造技術に裏打ちされた安定した品質を期待でき、安心して購入できます。
キリンビールのファンであれば、その系統の味わいを手頃な価格で楽しめる点も魅力でしょう。
4. 健康志向に応える「糖質オフ」の選択肢
健康を気遣う人が増えている現代において、「糖質オフ」の選択肢があるのは嬉しいポイントです(個人的には味重視なので好みませんが・・・)。
通常版の「グランドタイム生」と比較して糖質を50%カットしながらも、麦のうまみを残し、クリアな味わいを実現しているとされています。
アルコール度数は4%とやや低めですが、罪悪感なくビールテイスト飲料を楽しみたいというニーズに応えています。価格が通常版と同じなのも選びやすい点と言えるでしょう!
ネガティブな側面:購入前に知っておきたいこと
一方で、「グランドタイム生」には、価格や製法ゆえの限界や、好みが分かれる可能性のある側面も存在します。
1. 個性や深いコクの不足
「ジェネリックな印象」という評価があるように、ビールとしての強い個性や、飲みごたえのある深いコクを求める層には物足りなさを感じる可能性があります。
「とにかくビール系の飲料が飲みたい」という欲求は満たせても、「特別な一杯を味わいたい」という期待には応えにくいかもしれません。
ある意味、「The 発泡酒」という表現が当てはまる、良くも悪くもスタンダードな味わいと言えます。
2. 発泡酒特有の軽さ・味わいのシンプルさ
発泡酒である以上、麦芽使用率の高いビールと比較すると、どうしても味わいの厚みや複雑さでは劣る傾向があります。
麦の風味やホップの香りも、ビールと比較すれば控えめに感じられるかもしれません。
「あまり美味しくない」と感じるかどうかは個人の好みによりますが、ビール本来の芳醇な味わいを強く求める方にとっては、やや物足りなく感じる可能性は否定できません。
3. 苦味の感じ方
「程よい苦味」と感じる人もいれば、人によってはやや強く感じられる可能性もあります。
特に、フルーティーなエールビールや、苦味の少ないタイプのビールを好む方にとっては、ややドライに感じられるかもしれません。
4. リニューアルによる変化への評価
アルコール度数が6%から5%に下がったことで、以前のしっかりとした飲みごたえを好んでいた層にとっては、やや物足りなく感じられる可能性があります。
飲みやすさが向上した反面、パンチ力は若干弱まったと捉えることもできます。
大人世代へのフィット感
これらの特徴を踏まえると、「グランドタイム生」は以下のような大人世代の方々にはおすすめと言えます。
- コスパ最優先派:毎日の晩酌コストを少しでも抑えたい方。価格を気にせず気軽に飲める安心感は何物にも代えがたいでしょう。
- 食事メイン派:ビールはあくまで食事の引き立て役と考える方。すっきりとした味わいが料理の邪魔をしません。
- 手軽さ重視派:仕事帰りなどに最寄りのファミリーマートでサッと購入したい方。全国展開のコンビニでいつでも手に入る利便性は魅力です。
- 健康意識派:糖質を気にされている方。「糖質オフ」バージョンがあるため、健康に配慮しながらビールテイストを楽しめます。
一方で、ビールの深いコクや香り、個性を重視する方や、特別な日のためのこだわりの一本を探している方には、他の選択肢を検討する方が満足度が高いかもしれません。
おすすめの飲み方・楽しみ方
「グランドタイム生」をより美味しく楽しむためのヒントをいくつかご紹介します。
しっかり冷やす
発泡酒は、キンキンに冷やすことで、キレが増し、すっきりとした味わいがより引き立ちます。冷蔵庫で十分に冷やしてからグラスに注ぎましょう。ピルスナーグラスがオススメです。

泡を意識して注ぐ
缶から直接飲むのもお手軽ですが、グラスに注ぐことで香りを感じやすくなり、見た目にも美味しさが増します。最初は勢いよく、途中からゆっくりと注ぎ、適度な泡を作るのがおすすめです。
相性の良いおつまみ
- 定番系:枝豆、冷奴、塩味のナッツ、チーズなど、シンプルな塩味系のおつまみは鉄板です。
- 揚げ物:唐揚げ、フライドポテト、天ぷらなど。すっきりした後味が油っぽさを洗い流してくれます。
- ファミリーマートのお惣菜:ファミマルの「花椒の芳醇な香り四川風辛口麻婆豆腐」に白だしを加えて和風にアレンジしたり、おでんの出汁を活用するなどの組み合わせも提案されています。手軽に揃うコンビニ惣菜との相性も考慮されているようです。
競合商品との簡単な比較
市場には多くの発泡酒や新ジャンルが存在します。「グランドタイム生」の位置づけを理解するために、代表的な競合商品と簡単に比較してみましょう。
商品名 | メーカー | 種類 | アルコール度数 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
グランドタイム生 | キリン | 発泡酒 | 5% | ファミマ限定、コスパ◎、すっきり爽快 |
本麒麟 | キリン | 新ジャンル | 6% | コク・苦味しっかり、飲みごたえ重視 |
クリアアサヒ | アサヒ | 新ジャンル | 5% | クリアな味わい、後味のキレが良い |
金麦 | サントリー | 新ジャンル | 5% | 麦の旨みとまろやかさ、バランスが良い |
のどごし<生> | キリン | 新ジャンル | 5% | ゴクゴク飲める爽快感、キレが良い |
※価格は変動するため記載を省略。種類は2024年9月時点の情報。
「グランドタイム生」は、同じキリン製造の「本麒麟」と比較すると、アルコール度数が低く、よりすっきりとした飲みやすさを重視した設計と言えます。
他社の主力商品と比較しても、ファミリーマート限定という点と、税込160円という価格設定が大きな差別化要因となっています。
まとめ:日常に寄り添う、賢い選択肢
ファミリーマート限定の「グランドタイム生」は、2024年のリニューアルを経て、発泡酒として新たなスタートを切りました。その最大の魅力は、税込160円(350ml)という圧倒的なコストパフォーマンスと、キリンビール製造という品質への信頼感、そしてリニューアルによって向上したすっきり爽快な飲みやすさです。
一方で、ビールらしい深いコクや個性を求める層には物足りなさを感じる可能性や、発泡酒特有の軽さといった側面も持ち合わせています。
しかし、日常の晩酌を手頃な価格で楽しみたい、食事と一緒に気軽に飲めるものが欲しい、健康も少し気になる、といったニーズを持つ大人世代のお酒好きにとっては、有力な選択肢となるでしょう。ファミリーマートに立ち寄った際には、進化した「グランドタイム生」を一度手に取ってみてはいかがでしょうか。あなたの毎日のささやかな楽しみに、彩りを加えてくれるかもしれません。
※この記事は「グランドタイム生」に関する客観的な情報や一般的な評価をまとめたものです。実際の味わいの感じ方には個人差があります。より詳細な飲み心地や個人的な評価については、別途実飲レビューをご参照ください。
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