
日常の喧騒から離れ、ゆったりとした自分だけの時間を楽しむ・・・。そんな大人世代の豊かな晩酌シーンに、ふさわしい一本の日本酒があります。
今回ご紹介するのは、栃木県さくら市に蔵を構える株式会社せんきんが、その情熱と技術を注ぎ込んで醸し出す「純米吟醸 霧降」。
自然の恵みを最大限に活かしたこの日本酒は、飲むほどにその奥深い魅力に気づかされ、心を満たしてくれることでしょう!
本記事では、その特徴、味わい、蔵元のこだわり、そして実売価格まで、徹底的に掘り下げていきます!
当サイト独自レビュー!|昭和エレガント生酒

総合オススメ度:8.5点!
総評:コスパ高くとてもいいお酒!
グラスに入れた段階ではあまり香らないのに、口に含んだ瞬間にブワッと広がるフレッシュなパイナップル様の香りと酸味。これがすごくいい!
香りの甘さがあるのに、やや辛の心地良い抜けと、余韻の心地よさが味わえる。生酒ですが14度と低めなのに、アルコールの強さを感じます。いい辛口の証拠なのかな。
フレッシュでフルーティーさがしっかりあって、心地のいい酸味が香りの甘さと相まってすごくいいバランスになっています。イヤな味や雑味もありません。
旨みは少なめですが、そのぶんスルスルと飲める。食がすすむ・・・いい食中酒です!
全体にバランス良く、さらに品が良くてエレガント。フルーティなのにスッと抜ける辛口感も特徴的でなぜか懐かしさも覚える・・・・。「昭和エレガント生酒」と言いたいお酒です!



甘い香りなのに最後はキレ良く抜けて、飲んだ後の余韻もすごくいいね!
お食事との相性抜群ね!

旨み少なめな分、するする飲める!
フルーティーで品がいいのに、辛口のせいかなぜか懐かしい・・・
昭和エレガントって感じがする!

口に含んだ瞬間にブワッと香るパイナップルのような香りがすごくいい!
甘い香りなのに最後はキレ良く抜けて、飲んだ後の余韻もすごくいいね!
お食事との相性抜群ね!

甘い香りとこの品のいい酸味とのバランスがとてもいいね!
旨み少なめな分、するする飲める!
フルーティーで品がいいのに、辛口のせいかなぜか懐かしい・・・
昭和エレガントって感じがする!

株式会社せんきん―伝統と革新が息づく酒蔵
株式会社せんきんは、1806年(文化3年)創業という長い歴史を持つ酒蔵です。栃木県さくら市馬場に位置し、「仙禽(せんきん)」という銘柄で、日本酒愛好家の間で高い評価を得ています。
せんきんの酒造りを語る上で欠かせないのが、「ドメーヌ」という概念です。これはワインの世界で用いられる言葉で、原料米の栽培から醸造、瓶詰めまでを一貫して管理し、その土地ならではの個性を酒に映し出すという思想を指します。
蔵の仕込み水には、鬼怒川の伏流水を使用。そして、その水と同じ水脈で育った「亀ノ尾」「山田錦」「雄町」といった酒米を、契約農家や自社田で栽培しています。まさに、米作りから酒造りに至るまで、「栃木県さくら市」という土地(テロワール)に深く根ざした酒造りを実践しているのです。
この革新的な取り組みを牽引するのが、11代目蔵元である薄井一樹氏と、醸造を担当する弟の真人氏です。元ソムリエでテイスティング能力に優れた兄・一樹氏の企画設計力と、緻密な醸造理論を持つ弟・真人氏の技術が見事に融合し、数々のコンペティションで高い評価を得る酒を生み出しています。
せんきんはまた、「ナチュール」シリーズに代表されるように、農薬や化学肥料に頼らない米作りや、酵母無添加、木桶仕込みといった伝統的な製法にも積極的に取り組み、自然派日本酒の分野でも注目を集めています。
薄井一樹氏が家業を継いだ当初、蔵は厳しい経営状況にありましたが、「お客様に選んでもらえる価値あるものを作りたい」という強い想いが、現在のせんきんブランドの礎となっています。
「純米吟醸 霧降」とは?―仙禽ブランドのもう一つの顔
「霧降(きりふり)」は、「仙禽」ブランドで広く知られるせんきんが手がける、もう一つの重要な銘柄です。
「仙禽」とは異なる特約店ルートで展開され、地元・栃木県さくら市の米と水、そして栃木県産の酵母を用いて丁寧に醸されています。
まさに、せんきんの地元愛とテロワールへのこだわりが凝縮された一本と言えるでしょう!
「純米吟醸 霧降 無濾過原酒」のスペック
今回ご紹介する「純米吟醸 霧降」は、その魅力を余すところなく味わえる「無濾過生原酒」タイプです。

特徴 | 詳細 |
---|---|
原料米 | 国産米 |
精米歩合 | 60% |
アルコール度数 | 14% |
仕様 | 無濾過生原酒 |
酵母 | 栃木酵母 |

酵母も栃木県産のものを使っているのね!
すごいこだわり!
味わいと香りの特徴―大人世代を魅了するエレガンス
「純米吟醸 霧降」は、その洗練された香りと味わいで、多くの日本酒ファン、特に落ち着いた味わいを好む大人世代を魅了しています。
香り
グラスに注がれた時点ではあまり香りを感じませんが、口に含んだ瞬間にブワーッと、パイナップルのような独特で上品なフルーティな果実香が立ち上ります。
派手すぎず、それでいて存在感のある華やかな香りは、食前の一杯としても、食事中の会話を弾ませるのにも最適です。
味わい
口に含むと、まず感じるのはブワッと広がるフルーティーな香りと甘み。そして水の如しと表現されるほどの、雑味のないクリアな飲み口。さらに甘味と酸味が見事に調和したジューシーな味わいが口の中に広がります。
甘味は艶やかで流れるように、旨味は控えめながらもまろやかに舌に寄り添い、心地よい果実系の酸味が全体を引き締めます。
ボディは軽快で、後味はスッキリとキレが良く、品のいい余韻がたまならく美味しいのが特徴です。

美味しく飲めるし、素材を引き立ててくれるので、食事がすすむぜー
「純米吟醸 霧降」の魅力―なぜ大人世代に響くのか
1、洗練されたバランス
過度な甘さや重さを感じさせないキレの良さ、エレガントな甘味と爽やかな酸味のバランスは、様々な食経験を積んできた大人世代の味覚によく合います。
2、食事とのマリアージュ
そのフルーティさとジューシーな味わい、そして飲み終わりすっきりと抜けるキレのよさは、和食全般はもちろんのこと、洋食との相性も抜群です。
素材の味をよく引き立ててくれて、食卓をより豊かに彩る、とてもいい食中酒です。
3、自然派ならではのピュアな酒質
無濾過原酒ならではの、フレッシュさやジューシーさをダイレクトに感じられます。
せんきんの自然派へのこだわりが、この純粋無垢な味わいを生み出していると言えるでしょう。
4、ストーリー性
「ドメーヌせんきん」の哲学、兄弟の情熱、そして地元栃木への想いが詰まった一本であるというストーリーも、味わいに深みを与えてくれます。
実売価格
「純米吟醸 霧降 無濾過原酒」の主な実売価格は次の通りです。
- 720ml: 1,950円前後(税込)
※上記は一例であり、販売店や時期によって価格は変動します。純米大吟醸のラインナップも存在し、価格帯が異なりますのでご注意ください。

おすすめの飲み方とペアリング
温度帯
「純米吟醸 霧降」の持つフルーティな香り立ちとフレッシュな味わいを最大限に楽しむためには、花冷え(10℃前後)が香りを楽しみながらも軽やかにに飲めるため、オススメです。
温度が少し上がってくると、白ワインのようなニュアンスも感じられるという声もあります。
酒器
香りを楽しみやすい、やや広がりのある形状のグラスが良いでしょう。
ペアリング
- 洋食: 白身魚のカルパッチョ、魚介のソテー、鶏肉のハーブ焼き、クリーム系のパスタなど。
- 和食: 旬の魚のお造り、天ぷら(特に野菜や白身魚)、だし巻き卵、豆腐料理など。
- その他: フレッシュチーズ、フルーツを使った前菜など。
パイナップルのようなフレッシュな果実香と、甘酸のバランスが良い味わい、そしてスッキリとキレのいい抜け感は、素材を引き立て、幅広い料理と心地よいハーモニーを奏でてくれます。
まとめ―大人世代の日常に、特別な一杯を
せんきんが醸す「純米吟醸 霧降」は、栃木の豊かな自然と蔵人の情熱が生み出した、まさに大人世代のための日本酒と言えるでしょう。そのエレガントな香りと、クリアでありながら深みのある味わいは、食中酒としてとても優れていて、日々の晩酌を特別な時間へと昇華させてくれることでしょう。
自然派にこだわった丁寧な造りがもたらすピュアな飲み心地は、心と体に優しく染み渡ります。ぜひ一度、この「純米吟醸 霧降」を手に取り、その奥深い魅力をご自身の舌で確かめてみてください。きっと、あなたの日本酒ライフに新たな彩りを加えてくれるはずです!
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