
コルドンヴェール輸入のイタリアンビール『イクヌーザ』。
サルデーニャ島生まれの爽快なクラフトラガーです。
40代・50代のお酒好きにおすすめの、その飲みやすさと、歴史、特徴、味わいを実飲レビューを交えながら詳しく解説していきます!
当サイト独自レビュー!|アロマ面白い

総合オススメ度:8.5点!
総評:アロマの感じが面白いビール。口の中に入れた瞬間、口の中、喉越し、それぞれで違う香りを楽しめるビール。
ホップの香りと、麦芽由来のモルティな香り、コーンの独特な穀物の香りが合わさってこの独特なアロマを構成しているのだと思います。
苦味少なく、苦味が苦手な人にも良さそうなビール。だけど、しっかりと美味しいビールの味がします。
コーンっぽい味もビールに馴染んでいい感じ。
とても美味しく飲めるビールです!



苦味も少なくて、ビールが苦手な女子にもオススメね!

喉越しもクリアでとても美味しい!
グビグビ飲めるぜー!

ホップの香りと麦芽由来のモルティな香り、コーン由来の穀物由来の香り。この3つの香りがいい意味で、独特の香りを作っていていい感じ!
苦味も少なくて、ビールが苦手な女子にもオススメね!

飲んだとき、口に含んだとき、喉越し。それぞれで違うアロマ香を感じられる!
喉越しもクリアでとても美味しい!
グビグビ飲めるぜー!
イクヌーザビールとは? 地中海に浮かぶサルデーニャ島が誇る伝統の一杯
イタリア本土の西、地中海に浮かぶサルデーニャ島。
イタリアに5つある特別自治州の一つ、サルデーニャ自治州の中にある美しい島がサルデーニャ島です。
地中海ではシチリアに次いで大きな島だそうです。
そんな美しい島で生まれ、100年以上にわたって地元の人々に愛され続けているビールがあります。
それが「イクヌーザ(Ichnusa)」です。
サルデーニャの人々にとっては、ワインよりも身近で、「サルディーニャの魂」とまで呼ばれる存在です(ラベルに書いてあるANIMA SARDA(アニマ サルダ)は「サルディーニャの魂」という意味です)。
日本では、コルドンヴェール株式会社が正規輸入元として取り扱っており、イオンなどの大手スーパーでも見かける機会が増えてきました。
この記事では、40代・50代のお酒を愛する大人世代に向けて、イクヌーザの持つ歴史、こだわり、そして何よりその魅力的な味わいを詳しくご紹介します。
名前に込められた島の誇り
「イクヌーザ」という名前は、「古代にこの島はフェニキア人によりイクヌーザ(ラテン式の綴りでIchnusa、もとはHyknusa)
」(引用:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)と呼ばれていたことに由来します。
ラベルには古代ギリシャ風の男性の横顔が描かれており、これはサルデーニャ州旗のデザインを取り入れたものでもあります。

名前やデザインからも、このビールがサルデーニャ島の歴史と文化に深く根ざしていることがうかがえます。
100年を超える歴史と伝統
イクヌーザの歴史は、1912年にカリアリ県アッセミーニに設立された醸造所に始まります。創業以来、サルデーニャ島で最も有名なビールブランドとして地位を確立してきました。
現在は世界的なビールメーカーであるハイネケングループの傘下にありますが、サルデーニャ産の原材料と伝統的な製法を守り続けている点は特筆すべきでしょう。
醸造所は、サルデーニャの州都カリアリから少し離れた、太陽光パネルや風力発電が点在する自然豊かな田園地帯に位置しています。
イクヌーザの味わいを造る「こだわり」
イクヌーザの爽やかで飲みやすい味わいは、厳選された原材料と丁寧な製法によって生み出されています。
1. サルデーニャ産の厳選原材料
- 水:ビール造りの命ともいえる水は、地下50メートルから汲み上げた良質な井戸水を使用。ビールに適した水質であるか、厳密な分析が行われています。
- 麦芽・ホップ:ビールの骨格となる大麦麦芽や香りと苦味のバランスを決定づけるホップ。厳選された素材を用い、かつ品質と健康性を定期的に検査しています。
- とうもろこし(コーン): イクヌーザの味わいを特徴づける重要な原材料がコーンです。コーンを加えることで、独特の穀物感とやわらかさが生まれ、苦味が抑えられた飲みやすいビールになります。
これらの原材料は、品質管理されたサルデーニャ産のものを使用することにこだわっています。
2. 伝統的なラガー製法
イクヌーザは、低温でじっくりと時間をかけて発酵させる「ラガー製法」で作られています。
これにより、雑味が少なくクリアで、爽快な喉越しが生まれます。
イクヌーザの味わいを徹底分析!
では、実際にイクヌーザはどのような味わいなのでしょうか?
見た目と香り

- 色:淡い黄金色
- 泡:グラスに注ぐと、きめ細かくコンパクトな泡が立ちます。
- 香り:全体的に香りは穏やか。麦芽由来の軽いモルティな香りに加え、コーン由来と思われる独特の穀物の香りが感じられます。ホップのアロマは主張しすぎず、控えめです。これら3つの香りが交わって、飲んだとき、飲んでいる最中、喉越し、それぞれのタイミングで違った味わいと香りを楽しむことができる。そんな独特な香りが特徴のビールです。
味と口当たり
- アルコール度数:4.7%と日本の一般的なビールと同程度。飲みやすい度数です。
- 苦味:コーンを使用していることもあり、強い苦味は感じられません。
- 甘み:コーン由来のやわらかさはありますが、甘くはありません。
- 口当たり:ライトボディで、非常に軽快。ゴクゴク飲める爽快な喉越しが特徴です。
- 後味:クセがなく、スッキリとしています。
- 全体:フルーティーさは控えめで、バランスが良く、飲み飽きしない味わいです。食事の味を邪魔しない、まさに食中酒としても優れたビールと言えるでしょう。
なぜ40代・50代にイクヌーザがおすすめしやすいのか?
様々なビールを経験してきた40代・50代の大人世代にこそ、イクヌーザを試していただきたい理由があります。
1. 飲みやすさと上質なバランス
クラフトビールを飲んでいると、個性が強いビールが揃っているので、美味しく楽しく飲めますが、時々趣向を変えて、バランスの取れた飲みやすい味わいのビールを飲むのも一興です。
イクヌーザの控えめな苦味とコーン由来のやさしい味わい、そして爽快な喉越し、そして独特の3つの香りの変化は、個性の強いビールとは違った楽しみを与えてくれます。また、「飲み疲れしない」心地よさもこのイクヌーザの魅力です。
2. 食事との抜群の相性
「ビールは食事とともに楽しみたい」という方にとって、イクヌーザはいい選択肢の一つとなります。
独特で楽しめるが穏やかな香りで、全体的にクセのない味わいなので、ピザやパスタなどのイタリアンはもちろん、魚介料理、グリルした肉、さらには和食など、幅広い料理の味を引き立ててくれます。
ホームパーティーや普段の食卓でも活躍すること間違いなしです。
3. 日常に「ちょっと良いもの」を取り入れる喜び
品質にこだわり、サルデーニャの伝統を受け継ぐイクヌーザは、「おうちでイタリア気分を味わいたい」「普段より少しだけ良いものを選びたい」そんな大人世代のニーズに応えてくれます。
コルドンヴェール株式会社の輸入により、イオンなどで比較的手軽に購入できるのも嬉しいポイントです。
日常の晩酌や休日のリラックスタイムに、イタリア・サルデーニャ島の風を感じてみてはいかがでしょうか。
4. 本格的な海外クラフトビールを手軽に
本格的な海外クラフトビールを試してみたいけれど、あまりに個性的な味わいは避けたいという方にぴったりです。
イクヌーザはイタリアの伝統と風土を感じさせつつも、極端な個性はなく、誰にでも親しみやすい味わいを持っています。
5. 物語を楽しむ
イクヌーザには、100年以上の歴史とサルデーニャ島という土地の物語があります。
その背景を知ることで、味わいがより一層深く感じられるはずです。
旅や文化に興味のある方なら、ラベルデザインや名前に込められたストーリーにも惹かれることでしょう。
イクヌーザをもっと楽しむために
最適な飲み方
イクヌーザの爽快さを最大限に引き出すには、しっかりと冷やすのがおすすめです。公式ページでは3℃で飲むことが推奨されています。
クリアな色合いと泡立ちを楽しむために、ぜひグラスに注いで飲んでみてください。
おすすめのペアリング
イクヌーザは香りが穏やかで料理の味を邪魔しないタイプのビールです。
そのため、以下のような料理との相性が抜群です!
- イタリア料理: ピザ・マルゲリータ、ペペロンチーノ、アクアパッツァ、カプレーゼなど
- シーフード: カルパッチョ、魚介のフリット、グリルした白身魚
- 肉料理: グリルチキン、サルシッチャ、生ハム
- おつまみ: オリーブ、チーズ(ペコリーノ・サルドなど)、塩味のナッツ
現地の楽しみ方
サルデーニャ島では、20mlの小瓶も人気があり、朝からBarで軽く一杯、という楽しみ方もされているようです。
そんな現地の陽気なスタイルを真似てみるのも面白いかもしれません。
バリエーション
現地サルデーニャ島では、基本のイクヌーザ以外にも以下のようなバリエーションが展開されているようです。
ただし、日本で流通しているのは主にベーシックなラガータイプです。
まとめ:サルデーニャの太陽と風を、あなたの一杯に
イクヌーザは、イタリア・サルデーニャ島の豊かな自然と100年以上の歴史が育んだ、爽やかで飲みやすいラガービールです。
コーン由来のやさしい甘みと控えめな苦味、そしてクリアな喉越しは、様々な食事と相性が良く、特に品質と飲みやすさを求める40代・50代のお酒好きの方々にぴったりです。
コルドンヴェール株式会社の輸入により、日本でも手軽に入手できるようになったイクヌーザ。イタリアの食文化と伝統を感じながら、日常の食卓や特別な日のひとときを豊かに彩ってくれることでしょう。
サルデーニャ島の人々がワイン以上に愛するこのビールを、ぜひ一度お試しください。地中海の太陽と風を感じさせるその味わいは、きっとあなたの日常に心地よい彩りを加えてくれるはずです。
よくある質問(FAQ)
Q. イクヌーザはどこで購入できますか?
A. コルドンヴェール株式会社が正規輸入元となっており、全国のイオンや一部の酒類専門店、オンラインストアなどで購入可能です。
Q. アルコール度数はどのくらいですか?
A. 約4.7%です。日本の一般的なラガービールと同程度です。
Q. 原材料に「とうもろこし」とありますが、どんな味ですか?
A. コーンの使用により、ビール全体の苦味が穏やかになり、柔らかな味わいになり独特の穀物感が加わります。これによって、非常に飲みやすく、軽快な味わいになっています。
Q. 他に種類はありますか?
A. サルデーニャ現地では、濾過していないタイプやレモンジュースを加えたものなど、いくつかのバリエーションが存在します。しかし、現在日本で主に流通しているのは、定番の濾過されたラガータイプです。
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