
キリンラガービール。その赤いラベルと麒麟のエンブレムは、多くの大人世代にとって、幼い頃から慣れ親しんだ、どこか懐かしい記憶を呼び起こす存在かもしれません。
1888年の誕生以来、130年以上にわたり日本のビール文化を支え続けてきたキリンラガービールは、単なる飲み物ではなく、時代を超えて愛される「日本の伝統」そのものと言えるでしょう。
今回は、そんなキリンラガービールの魅力を、歴史、特徴、味わい、そしておすすめの楽しみ方まで、余すところなくご紹介します!
当サイト独自レビュー!|意外と苦くない!?

総合オススメ度:8点!
総評:「苦味こそキリンラガー」ってずっと思ってました。でも、2020年のリニューアルを経た、現在のキリンラガービールは「意外に苦くない」。
グラスに注ぐと、控えめながらもホップの爽やかな香りと麦芽の香りが漂い、口に含むと、ホップ由来の苦味と麦芽のコクが柔らかく広がり、意外にキレ良くスッキリ、喉越し良く飲めます。飲んだあとはさっぱりした後味で後に引きません。
ビールを飲みつけない人でも飲みやすい、そんなとてもバランスの良いビールとなっています!



意外と苦くなくてびっくり!
バランスのいい味わいで、女性にも飲みやすくなってるね!

昔の「苦味が特徴」の頃のイメージじゃなくなってさっぱり飲める系になったことに驚いたよ!
でも美味しく飲めるビールだね!

久々に飲んだけど、美味しい!
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バランス最強系ビールになったね!
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キリンラガービールの歴史:130年を超える伝統
キリンラガービールの歴史は、1888年(明治21年)に「ジャパン・ブルワリー・カンパニー」が製造・販売を開始した「キリンビール」に遡ります。
当時、西洋から様々なビールが輸入される中、本場ドイツの製法にこだわり、麦芽やホップなどの原料はもちろん、設備までもドイツから輸入し、本格的なビール造りを目指しました。
1907年(明治40年)には、事業が麒麟麦酒株式会社へ受け継がれ、1988年(昭和63年)には商品名が現在の「キリンラガービール」へと変更されました。
ラガービールとは、ドイツ語の「Lagern(貯蔵する)」が語源で、低温でじっくり熟成させる下面発酵ビールのこと。日本のビール史においても、キリンラガービールはその草分け的存在であり、130年以上にわたり多くのファンに愛され続けています。
ラベルデザインもまた、キリンラガービールの歴史を語る上で欠かせない要素です。幸福や吉兆の象徴である聖獣「麒麟」が描かれたデザインは、1889年(明治22年)に原型が確立されて以来、130年以上ほとんど変わっていません。
キリンラガービールの特徴
1. ホップの効いた爽快な苦味とコク
キリンラガービール最大の特徴は、ホップをしっかり効かせた爽快な苦味と、のどごしの良さです。
約-1℃の低温でじっくり熟成させる独自製法により、深いコクと力強い飲みごたえが実現されています。
ホップの量・質・投入時期にまでこだわり、バランスの取れた味わいと骨太な飲みごたえを両立しています。
2. バランスの取れた味わい
麦芽とホップに加え、米・コーン・スターチを原材料に使用することで、甘味・苦味・旨味が調和した「まるみのある味わい」が特徴です。
口に含むと、ほのかな甘みとしっかりとした苦味が広がり、後味には苦味が残りつつも爽やかな余韻が楽しめます。
3. 象徴的な「麒麟」ラベル
キリンラガービールといえば、幸福や吉兆の象徴とされる聖獣「麒麟」のイラストが印象的。
長い歴史の中でほとんど変わらないラベルデザインは、世代を超えて多くの人に親しまれています。
リニューアルによる進化
2020年、キリンラガービールは10年ぶりの大幅リニューアルを実施しました。
このリニューアルでは、伝統の味を守りつつ、現代の嗜好に合わせてより飲みやすく進化しています。
ホップの増量
ホップの使用量を増やし、ラガーらしい飲みごたえと心地よい苦味を強化。
ホップ配合の調整
苦味・渋味の強いホップ比率を減らし、穏やかな苦味をもたらすホップを増やしてバランスを向上。

昔は「苦味こそキリンラガービールの真骨頂!」なんて思っていたけど、リニューアル後は柔らかく目立たない品のいい苦味に変化してる!

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仕込み工程の最適化
酸味を抑え、飲み飽きない味わいを目指しました。
パッケージデザインのブラッシュアップ
リニューアル後は香りが控えめになり、飲み口がよりスムーズに。苦味の質も穏やかになり、ビールに馴染みのない人でも楽しみやすいバランスの良い味わいへと進化しました。
キリンラガービールの味わい:五感で楽しむ奥深さ
キリンラガービールは、その奥深い味わいを五感で楽しむことができるビールです。

外観
明るい金色のボディ。きめ細かくクリーミーな泡が特徴です。
香り
ホップの爽やかな香りと麦芽の香りが、控えめではあるものの漂います。
味わい
口に含むと、まずホップ由来の苦味が柔らかく広がり、その後に麦芽のコクとほのかな甘味が感じられます。
のどごし
キレが良く、爽快な飲み心地です。
後味
意外にスッキリしていて、喉越し良く飲めます。さっぱりした後味で後に引きません。
他のビールとの比較:キリン一番搾り生ビールとの違い
キリンビールには、キリンラガービールの他にも、「キリン一番搾り生ビール」という人気商品があります.どちらも日本のビール市場を代表するビールですが、その特徴は大きく異なります。
キリンラガービールは、副原料に米やコーン、スターチが入っているためか、柔らかい苦味とコクとのバランスが非常に良く出来たビールです。昔のラガービールは苦味が売りという感じでしたが、苦味が柔らかくキレ良く爽やかで飲みやすいビールとなりました。
一方、キリン一番搾り生ビールは、一番搾り製法や低温麦汁ろ過技術で、麦のうまみを最大限に引き出し、「旨味」「コク」「苦味」のバランスが絶妙で、旨味が強いのにスッキリ。飲み飽きることのないビールとなっています。
おすすめの楽しみ方:食事との相性を追求
キリンラガービールは、様々な料理との相性が良いビールですが、特におすすめは和食です。
寿司、焼き鳥、天ぷらなど、素材の味を生かしたシンプルな和食は、キリンラガービールの柔らかく控えめな苦味とコクが味を邪魔しないため、素材の味わいを素直に感じさせてくれます。
また、さっぱりしていて爽やかなキレもあるので、意外に脂っこい料理や濃い味付けの料理とも相性が良く、口の中をさっぱりとさせてくれます。
おすすめのペアリング
- 焼き鳥:タレの甘辛さと、キリンラガービールの苦味が絶妙にマッチ
- 寿司:魚介の旨味と、キリンラガービールの爽やかなのどごしが互いを引き立てる
- 唐揚げ:鶏肉のジューシーさと、キリンラガービールの苦味が相性抜群
グラスにもこだわる
キリンラガービールをより美味しく楽しむためには、グラスにもこだわりましょう。
細身のグラスや、口当たりの良い薄いグラスを選ぶことで、キリンラガービールの香りと味わいをより一層引き立てることができます。

大人世代にキリンラガービールがおすすめな理由
お酒好きな大人世代にとって、キリンラガービールは単なるビールではなく、青春時代の思い出や、家族や友人との語らいの時間を彩ってきた、特別な存在かもしれません。
- 懐かしさと安心感:子供の頃から慣れ親しんだ味は、どこか懐かしく、安心感を与えてくれます。
- より懐深くなった味わい:長年培われたブランドと、リニューアル後の今の流行りの味わいを取り入れて飲みやすくなったキリンラガービールは、従来のキリンラガーとはまた違った満足を与えてくれるでしょう。
- 食事との相性:和食、洋食、中華など、どんな料理にも合わせやすい万能さは、日々の食卓で活躍すること間違いなしです.
まとめ
キリンラガービールは、130年以上の歴史と伝統を誇る、日本を代表するビールです。
ホップの効いた爽快で柔らかな苦味と旨みとのバランス取れた味わいは、ビール好きな大人世代を魅了し続けています。
ぜひ、過日の思い出とともに、キリンラガービールの奥深い世界を堪能してみてはいかがでしょうか。
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