
春の訪れを告げる特別な一本「手取川 純米吟醸 生原酒 石川門」
石川県白山市、霊峰白山の麓に蔵を構える吉田酒造店。
この地で醸される銘酒「手取川」の中でも、春にだけ出会える特別な日本酒が「手取川 純米吟醸 生原酒 石川門」です。
地元石川県が誇る酒米「石川門」を100%使用し、搾りたてのフレッシュな味わいをそのまま瓶詰めしたこのお酒は、毎年多くの日本酒ファンを魅了しているお酒。
今回は、40代・50代のお酒好きな男女に向けて、実飲レビューを含めながら、その特徴、味わい、そして楽しみ方まで、詳しくご紹介していきます!
当サイト独自レビュー!|すっきり果物系日本酒!

総合オススメ度:9.5点!
総評:フルーティーで爽やかな香りがたまらない、爽やかで飲み飽きないお酒。
春らしさ満載・食中酒にもなるお酒なので、お花見にもいい感じ!
冷やで飲むのがオススメです!



アルコール度数も控えめだし、とても飲みやすいわね!

グビグビ・・・
爽やかで飲み飽きない味だよー

洋梨や青リンゴのような爽やかでフルーティーな香りがたまらないわ!
アルコール度数も控えめだし、とても飲みやすいわね!

うまい・うまい
グビグビ・・・
爽やかで飲み飽きない味だよー
吉田酒造店と手取川ブランドのこだわり
吉田酒造店は、かつて酒造りの村といわれた山島村(現・白山市安吉町)で唯一現存する蔵元です。

かつては10軒以上もの酒蔵があったそうだよ!
富士山、立山と並ぶ日本三霊山の一つである霊峰「白山」から流れる手取川水系の豊かな伏流水に恵まれたこの地で、150年以上にわたり酒造りを続けています。
代表銘柄「手取川」は、その名の通り、地元の豊かな自然への敬意が込められています。吉田酒造店では、伝統的な能登杜氏の技を受け継ぎながらも、現代的な感性を取り入れた酒造りを追求しています。
特に近年では、7代目蔵元吉田泰之氏が中心となり、「モダン山廃」といった新たな挑戦や、環境に配慮した持続可能な酒造りにも力を入れています。
売上の一部を白山手取川ジオパークの自然保護に寄付するなど、地域への貢献も大切にしている蔵元です。

白山手取川ジオパークは「山 – 川 – 海そして雪 いのちを育む水の旅」をテーマにしていて、山は白山、川は手取川、海は日本海、そして冬の雪。山から海に至るまでの水の循環がテーマになってるよ!

約200箇所のジオエリアが設定されていて、山と雪のエリア、川と峡谷のエリア、海と扇状地の3つエリアに分けられているね!
幻の酒米「石川門」とは?
このお酒の最大の特徴は、原料米に石川県オリジナルの酒造好適米「石川門」を100%使用している点です。
開発の背景
「石川門」は、石川県内の研究者、米生産者、そして酒造業者が十数年の歳月をかけて連携し開発した、まさに石川のテロワール(土地の個性)を表現するための酒米です。
米の特徴
酒米石川門の会は、「石川門」の特徴を次に挙げる4つ挙げています。
1.石川県での栽培に適している
引用:酒米石川門の会
2.早生品種/短棹で倒伏しにくい
3 .吟醸酒向きの品質を有している
4.粒が大きい(五百万石よりも大粒)/心白が大きく、心白発現率が高い
特にお酒に関する特徴として、石川門は米の中心部にある白い「心白」が大きく、吟醸酒向けの品質であることが美味しいお酒を作るために必要な特徴です。大きな心白は、日本酒に綺麗で優しい甘みをもたらす源となるからです。
しかしその反面、非常に割れやすく繊細な性質を持つため、醸造には高度な技術と細心の注意が要求されます。
吉田酒造店は、この「石川門」の繊細さについて次のような説明をしています。
プリンセスのような繊細さ。
引用:吉田酒造店
石川県で開発された、まるで「プリンセス」のような酒米。お米を蒸す際に非常に割れやすく、どの酒米よりも菌に敏感なので徹底的にケアしないと香りが悪くなることも。これでもかと可愛がらないとヘソを曲げてしまう「プリンセス」は、その特有の繊細な甘みで、まろやかな味わいのお酒に。

姫のような繊細さなのね!
吉田酒造店では、この扱いの難しい石川門のポテンシャルを最大限に引き出すため、栽培では「遅植え遅刈り取り」をし、美味しいお酒にするために長年の技術的な試行錯誤を経て、最高の状態で醸す技術を確立しました。

石川門って扱いが繊細で難しいから、取り扱う酒蔵が減ってきているんだってね!

吉田酒造店さんの技術と工夫が生んだお酒なのね! すごいわ!
製法が生み出すフレッシュ&ジューシーな味わい
手取川 純米吟醸 生原酒 石川門は、その製法にも特徴があります。
純米吟醸
米と米麹、そして水だけで造られる純米酒の中でも、特によく磨かれた米(精米歩合60%以下)で低温発酵させたものが純米吟醸酒です。
手取川 石川門では、麹米を50%、掛米を60%まで磨き上げています。これにより、雑味が少なく、米本来のクリアな旨味と華やかな香りが引き出されます。
無濾過生原酒
通常、日本酒は品質安定のために火入れ(加熱殺菌)や濾過を行いますが、このお酒はそれらを一切行わない「無濾過生原酒」です。
搾ったそのままの味わいを瓶詰めすることで、酵母が生きたフレッシュで躍動感のある風味、そして原酒ならではの力強い旨味をダイレクトに楽しめます。
白山の恵み「仕込み水」
酒造りの命ともいえる水には、霊峰白山の伏流水「白山百年水」を使用しています。
この清冽で柔らかな水が、石川門の繊細な個性を引き立て、手取川特有の澄んだ味わいを生み出しています。
アルコール度数
味わいと香りのプロファイル
「手取川 純米吟醸 生原酒 石川門」の最大の魅力は、その香りと味わいのバランスにあります。
香り
ひと口飲むと、洋梨や青リンゴを思わせる爽やかでフルーティーな香りが立ち上ります。派手すぎず、上品で心地よい吟醸香です。
味わい
口に含むと、まずフレッシュな酸味と、石川門由来のジューシーで優しい甘みが広がります。

裏ラベルに「洋梨をかじったようなフレッシュでジューシーな味わい
」(引用:手取川 純米吟醸 生原酒 石川門の裏ラベルより)と書いてある通りの味わいね!
無濾過生原酒らしい微かなガス感が舌を刺激し(※2024年版は意図的に微発泡感を強調したうすにごりでしたが、通常版でもフレッシュさ由来のガス感を感じることがあります)、軽快な飲み口ながらも米の旨味がしっかりと感じられます。後味はスッキリとキレが良く、飲み飽きしないバランスの良さが特徴です。
全体として「柔らかさ、優しさ」が際立つ味わいと表現されています。
おすすめの楽しみ方
このお酒のポテンシャルを最大限に引き出すための、おすすめの飲み方とペアリングをご紹介します。
飲み方
- 温度:よく冷やして、5℃~10℃くらいが最適です。フレッシュな香りと味わいが引き立ちます。
- 酒器:普通におちょこやグラスで飲んでも美味しいですが、香りをより楽しむために、ワイングラスで飲むのもおすすめです!
料理とのペアリング
「手取川 純米吟醸 生原酒 石川門」は、食中酒としても優れたバランスを持ちます。そのため、様々な料理と相性がいいお酒です。
- 春の味覚:ふきのとうやタラの芽などを用いた山菜の天ぷらなど、旬の食材と合わせると季節感が楽しめます。お花見にもいいですね!
- 和食類:煮物など、薄味を基調とした和食全般によく合います。
- 魚介類:お刺身やお寿司、魚の煮付けなどと合わせてもいいでしょう。魚介の旨味を引き立ててくれます。
- やや濃厚な料理:焼き鳥やグラタンなど、意外な組み合わせも可能です。
購入情報と注意点
価格帯 (目安)
- 720ml:1,980円(税込)前後
- 1800ml:3,960円(税込)前後
- ※価格は販売店や時期により変動する可能性があります。2025年4月時点の価格情報を参考にしています。過去の価格情報では720ml: 1,700円(税抜)、1800ml: 3,400円(税抜)でした。
販売時期と入手方法
- 春季限定商品で、例年3月下旬頃から出荷が始まり、在庫がなくなり次第終了となります。
- 取り扱い店舗が限られているため、見かけた際には早めの購入をおすすめします。
- また、吉田酒造店に問い合わせれば、近隣の酒販店を紹介してもらえます。
保存方法
まとめ:大人の春を彩る、特別な地酒体験を
「手取川 純米吟醸 生原酒 石川門」は、石川県の自然の恵み、地元農家の情熱、そして吉田酒造店の技術とこだわりが結集した、まさに「飲む石川」とも言える一本です。
繊細な酒米「石川門」が織りなす優しい甘みと、無濾過生原酒ならではのフレッシュでジューシーな味わいは、日本酒を飲み慣れた40代・50代の方々の舌もきっと満足させるはずです。
春の訪れとともに現れるこの限定酒は、自分へのご褒美にはもちろん、大切な方への贈り物としても喜ばれることでしょう。
この春に 手取川 石川門で特別なひととき・・・そんな時間を過ごすのもオススメです!
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